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解説
株価の現在位置とは、指定した期間内の最安値を0(%)、最高値を100(%)としたとき、直近の終値がどこに位置しているかを表した数値です。
計算式
株価の現在位置=(直近の終値−最安値)÷(最高値−最安値)×100
例えば、期間内の最高値が2000円、最安値が1000円、直近の終値が1200円のとき、
株価の現在位置=(1200−1000)÷(2000−1000)×100=20となります。
分析方法
各種のチャート形状を判断することができます。
例えば、次のチャートAのような「底を打って上昇に転じたような形状」の銘柄を捜してみます。
チャートA
直近の株価の現在位置が 20 を超えようとしている状態なので、次のように設定します
しかし「株価の現在位置」では、最高値、最安値、直近の3つの株価(
○印)しかチェックしないため、次のチャートBのようなケースでも、上の条件は成立してしまいます。
チャートB
チャートAとBを見比べると、直近の値動きに違いがあります。チャートAでは、直近60日が右上がりなのに対し、チャートBでは直近の騰落が激しいことがわかります。
チャートA(直近60日に注目)
チャートAの場合、直近60日での「株価の現在位置」は100に近いので(つまり直近の株価が最高値とほぼ同じ)、この点に注目して、もう一つの条件式を追加してみます。
これで、チャートBのような形状を除外することができるようになりました。
他にも「ブレイクアウト(60日)」を使ったり、「株価変動率」を使う方法も考えられます。それぞれ長所短所があるでしょうから、研究してみてください。
チャート例