VR、和光VR
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解説

VR(ボリュームレシオ)は出来高ベースの代表的な指標です。

VRには主に2種類の計算式があります。便宜上、VR[A]とVR[B]と表記して区別します。 また、和光証券が開発した和光VRという指標もあります。 2種類のVRと和光VRは、名前は似ていても指標の数値は全く違うので注意しましょう。

旧VR(VR[A])

計算式

VR[A]=(U+S/2)÷(D+S/2)×100

U=期間内の株価上昇日の出来高合計
D=期間内の株価下落日の出来高合計
S=期間内の株価変わらずの日の出来高合計
指標値は0以上で上限はありません。500〜1000近くまで上がるときもあります。上昇と下落が均衡しているとき(U=D)は100となります。

「株式相場のテクニカル分析(日本経済新聞社)」、「最強3点チャージ投資法(徳間書店)」などの本ではこちらの計算式が使われています。

分析方法


の時に買い

の時に売り

パラメータ

期間には、14,25,26日がよく使われます。

VR(VR[B])

計算式

VR[B]=(U+S/2)÷(U+D+S)×100

U=期間内の株価上昇日の出来高合計
D=期間内の株価下落日の出来高合計
S=期間内の株価変わらずの日の出来高合計
指標値は0〜100の間に収まります。上下均衡しているときは50となります。

「チャートの救急箱(投資レーダー)」、「株はチャートでわかる(パンローリング)」などの本ではこちらの計算式が使われています。

分析方法


の時に買い

の時に売り


の時に買い

の時に売り

パラメータ

期間には、14,25,26日がよく使われます。

和光VR

和光VR(和光ボリュームレシオ/WVR)は、和光証券が開発した指標で、VRによく似た指標です。

計算式

和光VR=(U−D−S)÷(U+D+S)×100

U=期間内の株価上昇日の出来高合計
D=期間内の株価下落日の出来高合計
S=期間内の株価変わらずの日の出来高合計
指標値は−100〜100の間に収まります。上下均衡していて、株価の変わらずの日が無ければ0になります。

分析方法


の時に買い

の時に売り


の時に上昇トレンドの開始

の時に下降トレンドの開始と考える

パラメータ

期間には、14,25,26日がよく使われます。

チャート例