ストラテジー作成のヒント
テクニカル指標を知る
まず、それぞれのテクニカル指標についての計算式、特徴、使い方を知っておきましょう。
リファレンスでの説明は最小限なので、参考書籍などを読んで自分なりに勉強しておきましょう。
- 数値の動く範囲
- 数値が大きく(小さく)なるとどういう意味があるのか
- トレンドのあるときに有効なのか、持ち合いで有効なのか
- 株価を元にした指標なのか、出来高を元にした指標なのか
もちろん本に書いてあることが正しいとは限りません。本当の欠点は本には載っていないでしょうから、実際にバックテストしたり、チャートで見て、それぞれの指標が、どういう時に強く、どういう時に弱いかを調べます。
また、指標の計算式まで知る必要はないと思いがちですが、実際に電卓やエクセルなどで自分の手で指標を計算してみるといろいろな発見があるものです。
組み合わせを試す
指標を単一で使って利益が出ることはまずないでしょう。そこで指標を組み合わせることになります。うまくお互いの弱点を補うような組み合わせが理想です。
同じタイプの指標の組み合わせだと、同じ所でダマシが出てしまうので、組み合わせる意味がありません。
(そういう点で、移動平均、オシレーター、出来高のそれぞれの代表的な指標を組み合わせた3点チャージは良くできたストラテジーだと思います。)
また、ADX(ADXR)や株価変動率を使ってトレンドの有るとき(または無いとき)だけ有効なストラテジーにする、といった組み合わせ方もあります。
ストップを工夫する
必要なストップは、どういったストラテジーを作るかによって違ってきます。
想定していたトレード期間を過ぎているのに持ち続けることのないように「期限切れ」は設定しておきましょう。
塩漬けを防ぐためにも「損切り」も必要でしょう。特に逆張りの場合は損切りを設定していないとダメージは計り知れません。
利食いや利益確保といった儲かったときのストップに関しては、必ずしも必要ではありませんが、研究してみる価値はあるでしょう。
意外なようですが、単純な利食いを設定している場合に利益が安定していることが多いです。