システムトレーディング入門
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ストラテジーとは

システムトレーディングでは、あらかじめ決めておいた売買のルールに従ってトレードします。
パイロンでは、この売買のルールをストラテジーと呼びます。(ストラテジーとは売買戦略という意味です)

ストラテジーとは、例えば、
 「ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売り」
 「RSIが20以下かつVRが40以下で買い、含み損が10%以上になったら売り」
といったものです。

長期間にわたって安定して利益の出るストラテジーを作ることが、システムトレーディングで最も重要で、最も時間のかかる作業になります。多くの銘柄で有効なストラテジーを作る場合もあれば、1つの銘柄に的を絞ってストラテジーを作る場合もあります。

パイロンで作成できる売買システム

システムの構築から運用まで

システムトレーディングを始めるまでの手順は以下のようになります。
 1.どんなシステムにするかを決める (対象の銘柄や金額など)
     ↓
 2.ストラテジーを設計する
     ↓
 3.過去データでテストし分析する
     ↓→ (悪い結果なら2へ戻る)
     ↓ (良い結果なら4へ進む)
 4.実際にシステムを使ってトレードする

パイロンでは、
 ・ [ストラテジーエディタ] でストラテジーを設計・テスト・分析する →(1、2、3)
 ・ [チャートビューア] でストラテジーをチャート面から分析する →(3)
 ・ [シグナルチェッカー] で売買シグナルをチェックする →(4)
という流れになります。

売買シグナルとストップシグナル

パイロンのストラテジーには、[買いシグナル]、[売りシグナル]、[ストップシグナル]の3つがあります。

買いシグナル売りシグナルには、「RSIが20以上になったら買い」「移動平均がデッドクロスしたら売り」など、テクニカル指標や株価から判断する売買ルールを設定します。
ただし、「買値より10%上昇したら売り」、「買いから2ヶ月が経過したら売り」というように、所有ポジションから判断するルールは、売りシグナルではなくストップシグナルに設定します。

現物取引(買い→売り)では、買いシグナルで仕掛け、売りシグナルで手仕舞います。 反対に信用取引の空売り(売り→買い)のときは、売りシグナルで仕掛け、買いシグナルで手仕舞います。
ストップシグナルは現物取引でも信用取引でも手仕舞いのみに使います。仕掛けに使うことはありません。(ストップは所有ポジションが無いと条件が成立しないからです。)

パイロンでは、ストップに次のような条件式があります。


ストップシグナルに使える条件式

ストップ条件式は、ストラテジーエディタの[ストップ]ページから条件式を追加するときだけ選択できます。[買いシグナル]、[売りシグナル]ではストップ条件式を選択できません。

シグナルのしくみ

パイロンのストラテジーには、シグナル条件条件式の3種類のパーツが含まれています。 少し複雑ですが、重要な部分なので、よく理解してください。


次の図は、買いシグナルに複数の条件と条件式を設定したケースです。



シグナル、条件、条件式は、それぞれ次のような関係です。


つまり、上の図では

買いシグナル = (A AND B AND C) OR (D AND E AND F) OR (G AND H AND I)

となります。
上の説明では買いシグナルを使いましたが、売りシグナル、ストップシグナルでも同様です。